0201「円の面積を求めよう」
例題
たかしくんは円周率 π について学んだ。
円の半径 r がわかっているとき、円の面積は以下の式で求めることができる。
円の面積 = πr2
たかしくんは「自動的に計算できるものは人間が手計算する必要はない」と思っている。
ついでに洗濯と食器洗いも機械にやらせておけばいいと思っている。
半径を標準入力に入力したとき、面積を計算し、その結果を標準出力に出力するプログラムを作成しなさい。
要件
- 半径 r は正の整数であるとする
- 円周率 π には Math.PI を用いる
- 計算結果は全体を左詰めで小数点以下2桁まで出力する
実行例1
標準入力
4
標準出力
50.27
実行例2
標準入力
10
標準出力
314.16
サンプルコード
import java.util.Scanner; public class Ex_02_01 { public static void main(String[] args) { // 入力 Scanner scan = new Scanner(System.in); int r = scan.nextInt(); // 計算 double pi = Math.PI; double area = pi*r*r; // 円の面積を求める式 // 出力 System.out.printf("%.2f", area); // area を小数点以下2桁まで出力 } }
解説
Math
基本的な数値処理を実行するときに使用するクラスです。
import は不要です。
Math.PI
円周率 π を用いた計算に使用します。
今回は double pi = Math.PI; としたことで、pi に π (=3.14...) が代入されています。
応用
area の計算式を以下のように変更すると、円周の長さや球の表面積および体積を求めることもできるぞ!
円周の長さ: 2*pi*r 球の表面積: 4*pi*r*r 球の体積: (4/3)*pi*r*r*r